美しい名作ペンダント照明の世界

照明計画。
住宅設計において非常に大事です。
全体計画では、さらっと空間を照らしてくれるように、なるべく存在感を消すように心がけるのがコツですね。
照明器具ではなく、光が主役であるのだから。

ただし、ダイニングは別だと思う。
家族みんなで美味しいご飯を食べながら、楽しくお話しできるダイニングを家の中で一番心地の良い場所にしたい。
ダイニングはテーブル面があって 人はそこの下を歩かないから、ペンダントで光源を下げても邪魔ではないし食事を明るく見せられる。

「人が集まる雰囲気で、食事をおいしく見せることができる」
そのため 基本的にダイニングはペンダント照明がいいと考えます。

そうなってくると室内空間の性格付けとして、ペンダントライトを何を選ぶかということは大いに重要です。
照明器具の選定は疎かにできませんし、センスが問われる場所なんですね。

魅力的なペンダント照明の世界をご紹介。

北欧の照明ブランド 『ルイスポールセン』

長年愛されてきたペンダントライトの名ブランドのひとつ。
なかでもPHランプの古びれないデザインはどんな空間にもひっそりと馴染みます。

「対数螺旋」というカーブを採用したセードと内部の反射板を精巧に組み合わせて不快なまぶしさ(グレア)を抑えた、考えに考え抜かれたランプであります。
シンプルなデザインなので採用し易いですし、ダイニング以外でもどんな空間にもフィットします。

他にもよだれが出るくらい美しい照明が多数あります。

木の温かみを感じる 『ヤコブソンランプ』

北欧の家具デザイナーであるヤコブソンがデザインしたランプです。

北欧の目の詰まったパイン材を薄くスライスして組み合わていて、パイン材のセードを透過する柔らかい光はどこか懐かしく、心を落ち着かせます。

天然素材を使っているので、使い込むほどに味わい深くなっていくのもまた良いですね。

木の温かみを感じることができ、くつろげる憩いの空間を演出します。
和モダンなスタイルにフィットしますね。

日本のデザイン美 『マユハナ』

世界的な建築家 伊東豊雄氏デザインのマユハナ。

存在感がありつつ、空間を邪魔しない、美しいあいまいな光のグラデーション。
かつてのぼんぼりを想わせる静かな灯りを空間にもたらし、日本人的な情緒がある。

大きさも様々で、ちょうどよく大きい。
独特なデザインでシンボリックな存在となり、吹き抜けの大きな空間にも合う。

さらに、青森県発のブランド『BUNACO』も知っておいていただきたい。
日本一の蓄積量を誇る青森県のブナの木を有効利用するために開発された木工品。
独自のユニークな製法でひとつひとつ丁寧に手作りされていて、手仕事の尊さを感じられる。

このBUNACOでもペンダント照明のラインナップがあります。
天然材であるブナ材の透過光には心を和ませる癒しを感じます。
違和感のない自然な光の反射。

照明だけではなく、他の日常製品も取り揃えていて、とても魅力的なブランド品であります。


ただ、それなりの値段がします。
他の照明はなるべくシンプルにすることで価格を抑えて、ダイニングは住宅に合うこの様な質の良い照明を採用してみる。
こんな予算のバランスをとるのが望ましいと思います。
選択肢の一つとして、ぜひ照明計画の参考に。