軽井沢で建築巡礼③

「長野県信濃美術館」 設計:谷口吉生氏

軽井沢から少し離れているが、ここは絶対に見ておきたかった建築の一つ。

谷口吉生氏の建築は「東京国立博物館法隆寺宝物館」、金沢「鈴木大拙館」と見てきたが、谷口建築は訪れる人を決して裏切らない。想像以上の美しさがそこにはある。

巨大なスケール感を持つが、決して粗くないシャープな佇まい。

素材への徹底的なこだわり、異質な素材の取り合いが上手く、そして恐ろしく精巧なディテール。

抽象的だが、谷口建築には一貫した建築設計に対する姿勢がみられる。
手前に水面があり、奥には緑が見える、奥行きの作り方も見事で、気持ちが良い。

一切無駄がない..美しすぎるぞ..

一日中ボーっと眺めていたいが、タイムオーバー。軽井沢へ戻ります。

お次は「軽井沢千住博美術館」 設計:西沢立衛氏

幾何学的な建築で、建築の裏表が無い。
内部の床はフラットではなく、起伏している。
また、決められた巡回ルートがなく、閲覧者が自由にみて回る。
建築にも木々が取り込まれており、まるで森の中を散歩しているみたいだ。

内部は撮影禁止だったのでホームページをご覧いただきたい。

次で軽井沢シリーズは最後です。汗