世界遺産 平泉の魅力

大学卒業後に岩手県にある地域工務店で修行するために、5年間岩手県に住んでいた経緯があります。
家づくりの知識や技術、自然素材の魅力や使い方、経営や数字、哲学的なことまで、本当に様々なことを経験として積み上げていくことができ、 この5年間が今の自分の礎となっているのは間違いありません。

そんな5年間を過ごした岩手県は人と地域に北海道には無い様な魅力を見出すことができて、
第二の故郷でもあります。

そんな魅力溢れる岩手県にある世界遺産の平泉を今回はぜひ皆さんに知ってほしいのです!
なかなか旅に出ずらい世の中です。少しでも旅行気分を味わっていただけると嬉しいです!

ちなみに今回の旅は数年前の冬の記録です。

歴史を記憶する街 岩手県は平泉

平泉には平安時代の寺院や遺跡が多く残っており、そのうちの5件が2011年に世界遺産に登録され、東北地方では初の世界文化遺産となりました。

平安時代から続く由緒ある街が残り、歴史・寺院好きにはたまらない場所なのです。
私も何度もこの街を訪れて、恍惚として街を巡っていたのを思い出します。

まずは平泉で一番有名?な中尊寺へ。

本堂へと続く月見坂を登っていく。道の両脇には樹齢何百年であろう杉の並木があり、ただならぬ雰囲気を醸し出しているパワースポットであります。

体力に自信のない方は本堂近くまで行ける車道がありますのでそちらをオススメします。。

中尊寺本堂。

そして金色堂へ。写真撮影禁止のため写真は無いが、見ごたえがありました。そ
の傍らには松尾芭蕉が佇んでおります。

奥の細道の道中に平泉に訪れたのも有名な話です。

次は毛越寺。浄土世界が広がると言われる庭園があると知りこれは行かねばということで足を運びましたが、見事な雪化粧。

池を中心とした庭園ですが、池には雪が積もり、緑も乏しく、期待していた絶景は見れませんでしたが雪景色も素晴らしかったです。

次に達谷窟毘沙門堂へ。ここは国指定の史跡であり、個人的には一番グッときた場所です。

現在は、火災により修復されたもので朱塗りされている。

だが、時代を超えた強さがあり、表現のスケール感に圧倒されます。岩が毘沙門堂を飲み込んでいくようにも見える。。

平泉の見所となる場所は比較的近くにかたまっているため、1日あれば十分に周れると思います。

平泉駅前で自転車レンタルも行っており、春先には自転車で各所周るのも良いかもしれません。

また、一関に大きな渓谷が二か所あり、こちらも観てきました。

一つ目は厳美渓。この日は曇りでしたが、晴天の空がそのまま川に広がっているが如く、水は青く澄んでいました。

もう一つは猊鼻渓。ここでは舟下りを体験。

岩に囲まれた川をコタツ舟で下っていく贅沢な時間。

舟は船頭が川底を棒で押すことで進む原始的なもの。これもまた風情があり良い。。

冬の平泉を堪能しましたが、次は紅葉で染まる時期にももう一度訪れてみたいと思いました。