森とともに生きる下川町

敷地の9割が森の町

岩見沢から車で4時間程に位置する下川町。
森林資源が豊かで、森林や木材を活用した循環型の町づくりを早い段階で確立している。
その町全体の取り組みで下川町という独自のブランド価値を見出し、最近は若い世代の移住者も増えてきているとのことで前々から気になっていた。
今回はそんな下川町の魅力を味わいに視察してきたまとめです。

下川町に入り車を走らせていると、至る所に加工前の木が山積みになっている光景を目にする。
普段と違った景色に心躍る。流石は森とともに生きる町。

普段から下川町の木材加工会社とお付き合いすることがあり、いつも良質な道産木材を供給してくれています。
トドマツやカラマツが有名で、その地域の材料を用いた建築も多く、普段の暮らしから地域との繋がりを感じることができる。

『循環型森林経営』

下川町は豊かな森の恵みを無駄なく利用した「循環型森林経営」を確立している。
その大きな取り組みの一つが木質バイオマスボイラーを利用した地域熱供給システム。

製材工場で排出される端材や林地残材などを使用しており、公共施設や集合住宅に給湯・暖房エネルギーとして供給している。
CO2排出量も削減となりエコだ。

この供給システムを活用した集合住宅「エコビレッジ」が面白い。
何棟かに分かれた住宅群が一つの街を形成して、そこにはカフェなども併設されている。
デザインコードも統一されているので、街並みという視点でもしっかり考えられているのが分かります。

白と黒のツートーンの板張りの外観で、広大な敷地に違和感なく佇んでいる。
内装にも地域材をふんだんに用いられているので、温かみもありとても上質な雰囲気です。

併設されているカフェも地域の住民のコミュニティスペースになっていて、人の優しさにも触れることができます。

エコハウス 美桑

高気密・高断熱・省エネを実現した環境共生型モデル住宅「エコハウス 美桑(みくわ)」
様々な省エネの可能性を具現化しており、環境配慮型のライフスタイルを提案し、住宅への導入に向けた普及啓発を行っています。
五味温泉の隣に建設されており、温泉と一緒に宿泊施設として体感することができます。

やはりその空間に実際に身をおいて第六感全てで身をもって体感することに本当の理解があると思います。
私も寒さの厳しい季節に一度宿泊したいと企んでおります。

私たちが目指す住宅像でもあり、この取り組みから学ぶことはとても多いです。

今回の下川町の視察から、これからの時代に私たちがやるべきことを深く深く考えさせられました。
私たちの暮らしを支える豊かな森林を次の世代まで残すため。
環境負荷に考慮した町全体の取り組み。

道外から最近移住してきたという方とお話する機会もあった。
自然豊かで人と環境に優しいこの町に一目惚れをした。この地域で色々な人が繋がるゲストハウスをやりたい。
心躍るワクワク感が伝わるくらい熱く未来を語る姿に何か心に響くものがありました。

足を運んだ人にだけ分かる下川町の魅力を感じることが出来ただけで今回の視察は大満足です。
また訪れたいと思います。