北海道の中心部にある町、上川郡東川町
東川町。この小さな町の名を知る人は少なくないはず。
日本全国から移住者が増え続ける町として、写真賞「東川賞」を授与する写真の町として、大雪山国立公園の麓に広がる自然豊かな場所として、あるいは家具の町として…。決して大きな町ではないが、多くの魅力で人々を惹きつけている、北海道で注目の場所だ。
大小30社近い家具メーカーや北海道産木材の加工メーカーが拠点を構える東川町、ずっと気になっていた場所へとようやく訪れることができた。
最初の目的地は『北の住まい設計社』様で行われていたこどもマルシェ。
数多くの店舗出展や様々なワークショップが行われており、賑わいがありこどももおとなも楽しめる。
こどもが店員となり接客したりと、ほっこりする優しい時間が流れていた。
北の住まい設計社様のショールーム、カフェ&ベーカリーも併設されており、そちらも堪能。
廃校となった小学校を工房にして家具づくりをスタート。暮らしをトータルで提案したいという想いがきっかけで、北海道産の無垢材をはじめとした自然素材を使い、高気密高断熱の住宅を手掛けています。
私たちにとってとても参考になることばかりで、大きな収穫があり感動しました。
もう一つの目的が世界的な建築家である隈研吾氏が手掛けたサテライトオフィス〈KAGUの家〉
建物には北海道産のトドマツとカラマツを採用。外壁の羽目板には、東川町産の木材を用いており、地産地消の家づくりを体現している。
都心を離れ、心豊かに働くこれからの場のあり方とは何かを考え設計されたKAGUの家。
その思想通りに、建物も大らかで自由であり、開放的で豊かな空間を創っている。
建物周りのランドスケープ設計も素晴らしく、この地に一歩足を踏み入れるとなぜか心が落ち着く。
町の中心にありながら自然が豊かで、文化施設にも隣接していて、町のストリートの一部として地域に溶け込んだ建築群を形成しています。
東川町はこの他にも多くの魅力的な建築がある場所であり、建築大好き人間にとってもたまらない場所であるのです。
日帰りということもありここでタイムオーバー。
見たいところがまだまだあるので、必ずまた来ますよ。
大雪山から湧き出る美味しい水を使った、美味しい食べ物もたくさんある。
私もこの町にすっかり魅了されてしまった。
お腹いっぱいに堪能させていただきました…ごちそうさま！
