「長沼の家」内部断熱気密~外壁張り

内部断熱気密

昨年に施工していた長沼の新築現場は、12月に無事にお引渡しとなりました。
私たちがどの様な家づくりをしているのかぜひご紹介したいので、振り返っての現場ブログを更新していきます。

1つ前のブログで外部の付加断熱、通気胴縁の施工まで書きましたが、次の工程は内部の断熱気密施工となります。

内部断熱は構造躯体間に断熱材を充填していきます。
充填する断熱材はグラスウールというガラスが原料の素材。
断熱性が高く、他の断熱材に比べて費用体効果が高いので採用しています。

断熱施工のポイントは隙間なくびっしりと充填していくこと。
断熱と気密の施工は性能に直結するため、より一層丁寧な作業が求められます。

外部の付加断熱と内部の充填断熱のダブル断熱。
これが年中快適な住宅づくりの基本となります。

室内側に防湿気密層

断熱材充填後は室内側に防湿気密シートを施工していきます。
室内で発生した熱や湿気が躯体間に入らないようにすることで、壁内結露の防止や、快適な温度の熱を外に逃がさないようにします。
快適な温熱環境と建物の寿命を長くするためにとても大事な施工なのです。

写真で緑色に見えるシートが防湿気密シート。
このシートを連続させ、防湿気密ラインを途切れさせないことが大切。
コンセントやダクト周りもより施工精度が高くなるように工夫していますので、この工夫ポイントはまた違う記事でご紹介。

この段階で外壁張りも同時に進んでいきます。
今回は金属サイディングを採用し、とてもカッコよく仕上がりました。
玄関のポーチに下屋をつくることで雨や雪に濡れずに出入りでき、暮らしやすさも格段に上がります。
建物外観のバランスも良くなります。