暮らしを変える、間取りと動線の再設計
今回のリノベーションでは、間取りと動線、内装を大きく見直しました。
設計にあたっては、既存の構造をしっかりと見極め、構造的に撤去できない壁や柱を正確に判断し、安全性を確保した上で、どこまで空間を広げられるかを検討しました。
そして無理に壊すのではなく、「活かしながら整える」ことを前提に、無理のないかたちで理想の空間づくりを実現。
家の中をスムーズに移動できる“回遊動線”も取り入れ、住まい全体の動きやすさを大きく改善しました。


改修前と改修後、同じ部屋から同じ方向を見る。
洋室の押入を解体し、奥にある水まわりスペースと繋げて回遊動線を実現。
また、手狭だったリビングダイニングキッチンは構造を踏まえた上で可能な限り拡張、その結果、空間の広がりと実用性を両立させることができました。
床のクッションフロアや壁・天井のクロスも一新し、明るく統一感のある内装へと生まれ変わっています。


元々あったキッチン後ろの壁を解体し、キッチンスペースを奥に持っていくことで、ひとつながりの開放的なリビング・ダイニングスペースを確保。
余白スペースには在宅ワークが出来るカウンターを設置。
空間に「広がり」と「流れ」が生まれたことで、家族が自然と集まれる環境が整い、家族全員が毎日楽しく、明るく開放的に心地良く過ごせる住まいになったのではないかと感じています。


水回り設備の一新と最適化
キッチン・浴室・洗面台といった水回りは、すべて新しく入れ替えました。
これまでの設備は経年による劣化も見られたため、見た目の美しさだけでなく、使いやすさや清掃のしやすさにもこだわりながら最適な設備を選定しました。
毎日の家事がスムーズに進むよう動線や配置にも配慮し、無理なく快適に使える空間へと整えました。
キッチンに立つ時間や、お風呂で過ごすひとときが、これまで以上に心地良く感じられるような、“暮らしに寄り添う理想の水回り”へと生まれ変わりました。




住まい全体の整理
収納不足によって物があふれがちだった空間も、今回のリノベーションでしっかりと収納量を確保しました。
単に増やすのではなく「どこに、何を、どれだけ収めるのか」を考えながら、必要な場所に必要な分だけ収納を設けることで、すっきりと整ったシンプルな住まいへと変化しました。
見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしやすさも大きく向上し、心にもゆとりが生まれる空間となりました。
今回のリノベーションは、単に新しくするためのものではなく、これから先の暮らしを見据えた「住まいの再設計」。
新築とは違い、既存条件がある中での判断と施工が求められているからこそ、1つひとつの選択に技術が必要となります。
これからも長く住み続けられる住まいへ。大切な住まいを、次の世代へと繋いでいくための、価値ある一歩となりました。


