「土地の価格ってどれくらいするの?」「土地の価格相場が分からないから心配」という方のために、土地価格の基本知識、
相場を調べる方法、オススメの検索サイトをまとめていきます。
土地価格に関する知識や、探している地域の価格相場を把握しておくことは、安心安全に土地を購入する上で大切なことで
あります。
空知周辺の土地価格の相場も調べてみようと思いますので、調べ方の手順を知りたい方はぜひ最後までご覧いただきたいです!
・土地価格の基本知識
・土地の価格相場の調べ方、オススメ検索サイト
・空知周辺の土地の価格相場
土地価格の基本知識を得る
土地の価格や相場を知りたい…という時、一体何を調べれば良いのでしょうか?
土地の評価額に関して様々な指標が設けられており、「一物四価」あるいは「一物五価」と言われています。
一般的に「四価」という時は、公示価格、実勢価格、路線価、固定資産税評価額と示し、これに基準地価が加わると「五価」と表現されます。
それぞれ何を示した価格なのか、詳しく見ていきましょう!
①公示価格
公示価格は取引の大きな目安となる価格です。
毎年1月1日時点の土地の価格が公表されており、ネット上で公示価格の一覧を調べることができます。
日本の土地価格の動向を見る上で非常に重要な指標と言えます。
②実勢価格
市場において実際に取引が成立する価格のことを指し、売り手と買い手の間で需要と供給が釣り合う価格をいいます。
過去に各地点で実際に取引された価格の情報は国土交通省「不動産取引価格情報検索」から調べることができます。
③基準地価
公示地価に近しい価格として、都道府県が調査する基準地価があります。
基準地価は公示地価の公示区域外においても、標準地となっている地点も多く、公示区域外の地価を知りたいときには基準地価が重要な指標となります。
④路線価
相続税や贈与税の課税基準を算出することを目的とした価格です。
公示価格の80%を目安に決定されます。
⑤固定資産税評価額
固定資産税や不動産取得税などの不動産に関連した税金を課税する際に基準となる評価額です。
公示価格の70%を目安に決定されます。
土地を買う時は「公示価格(基準地価)」と「実勢価格」に注目
土地の評価額に関する様々な指標についてまとめましたが、実際に土地を買う時は「公示価格(基準地価)」と「実勢価格」に注目してみましょう!
公示価格(基準地価)は取引の目安、実勢価格は時価であるという認識で良いと思います。
この2種類の値がいわゆる相場というものになります。
アットホームやSUUMOなどの不動産検索サイトに載っている価格は、あくまで地主さんがいくらで売りたいかという値付けした金額です。
この金額と、一般に公開されている相場を比較することで、正当な金額であるかを判断できるということですね!
空知周辺の土地価格の相場を調べてみる
それでは、実際に土地価格について調べてみましょう!
まずは、オススメの検索サイト「アットホーム」で土地の目星をつけていきます。
土地の大きさが65坪前後、南面の日射もしっかりと確保できて、閑静な住宅街、近くに学校やスーパーもあって利便性も問題
なさそう…という感じで条件をまとめていくと、岩見沢の美園に良さそうな土地を発見。
この様に何ヶ所かお気に入りの場所を見つけていきます。
気になった土地はGooglemapとストリートビューでも調べてみましょう!
周辺には公園もあって環境が良い!隣地の方が植栽を行っていて豊かな緑の借景も望めそうだ!などの
追加情報を得ることができます。
本題である、土地の売値が相場に合っているか?を調べていきます。
国土交通省が一般公開している公示地価一覧から、気になる土地の一番近い地点での金額を見ます。
美園6条地点で公示地価が12,000(円/㎡)で坪表記にすると39,600(円/坪)となり、売値は良心的であると判断できます。
最後に、やはり現地まで足を運んで、実際に身を置いてみましょう!
アクセスのし易さ、風や音、匂いや光など現地でしか感じ取れないことも多くあるのです。
そして土地の契約前には必ず、住宅会社で全体資金計画とどんな家づくりが出来るかを合わせて確認しましょう!
ここまでが、大まかではありますが、土地探しの流れと検索方法となります。
土地探しについて、より詳細に知りたい方は他のコラムも合わせて読んでいただければと思います!
土地取得にかかる費用
最後に土地取得にかかる費用について確認しておきましょう!
土地本体の価格に加え、「仲介手数料」が追加されます。
これは、不動産業者の仲介手数料報酬であり、(土地価格の3%+6万円)×消費税と決まっています。
例えば、先程ご紹介した200万円の土地を取得する場合、(6万円+6万円)×1.1=132,000円の仲介手数料が発生すると考えておいた方が良いです。
これも含めて、土地にどれくらいの金額を割り振ることができるかを考えていきましょう!