高い断熱性能の住まいは、冬は暖かく、夏は涼しく、家全体の温度差が少なくなり、どこにいても年中快適に過ごせます。北海道の寒さに負けずに費用体効果が一番得られる「Ua値=0.29」を満たす断熱仕様にしています。

快適な住まいをつくるために、断熱性能とともに欠かせないのが「気密性」です。壁体内の内部結露を防ぐことにもつながります。全棟気密測定をしており、隙間の量を示すC値（相当隙間面積）は1.0㎠/㎡以下と定めています。

壁の断熱材は、将来的な性能劣化が無く、解体時の処分もしやすいグラスウールを標準としています。天井の断熱にはセルロースファイバーを採用しています。新聞紙をリサイクルしてつくられた環境にも人にもやさしい断熱材です。

冬でもほんのりと床が温かく足裏も冷たくなく、部屋の上下温度差がなく、温風や音も感じない、そんな理想的な温熱空間を実現する床下暖房システムを採用しています。通常の床暖房とは違った、間接的なマイルドな暖房方式です。

家づくりの断熱性能を考える上で、開口部(サッシ)を検討することは非常に重要なポイントです。家全体から逃げる熱のうち、サッシからの熱損失が40％を占めると言っても過言ではないためです。オール樹脂枠の採用で、枠の不快な結露も抑えます。

ご家族の安全を一番に考え、耐震等級1の1.25倍の地震力に耐えられる耐震等級2相当以上になるよう構造設計しております。「長期優良住宅」取得の際にも必要とされる性能を確保しています。

北海道のような寒冷地では地盤の凍結の影響を受けないような基礎とする必要があります。気候条件と建物強度、メンテナンスの作業性も考慮した上で布基礎構造を選定しています。

安全で永く住み続けられる家にするために、すべての現場で地盤調査を実施し、地盤の強さや状況を事前に確認します。強度が不足している場合は地盤補強工事を行い、強固な地盤をつくります。

素足でも足触りがよく気持ちの良い無垢の床材を使用しています。建ててから一生涯つかえる耐久性もあります。北海道産のナラ、カバ、カラマツやウォルナットやパインなど雰囲気に合わせてご提案させていただいています。

古来から日本の建築に多く使われてきた杉材。杉板は水に強く、冬の凍害の心配もありません。道南杉の外壁材にウッドロングエコや着色仕上げを施すことで、お好みのほしい雰囲気を手に入れることができます。

北海道で採れる天然素材ゼオライトを主成分とした塗り壁材を使用しています。調湿性や消臭性に優れた左官壁は、独特の風合いと柔らかい光で居心地の良い空間をつくります。色とテクスチャも豊富に取り揃えています。

札幌市で採掘される軟石を加工した札幌軟石。天然素材ならではの美しさ、柔らかさ、保温、耐火性にも富んでいます。床や壁のアクセントに使用したり、薪ストーブまわりに採用したり、様々なご提案ができます。

家具屋さんが製作するオリジナル造作家具と建具をご提案しています。内部建具をオリジナル家具の扉と揃えると、ぐっと空間に統一感とオリジナリティが生まれます。ご要望に合わせて、造作キッチンも製作します。

複合フローリングは寸法安定性が良く、施工速度も速く、コストも無垢フロアと比べて大きく抑えることができます。表面のカラーバリエーションも豊富でお好みの空間に合わせて選択することができます。

キッチンや脱衣室など、水回りにはクッションフロアやPタイルを使用することを推奨しています。撥水性が高く、拭き掃除もとても楽にできます。手間もかからず、毎日の暮らしが快適になる材料のひとつです。

キッチンやお風呂、洗面台、トイレなどの設備は、機能的でシンプルなロングセラーとなっているメーカー品を厳選してご提案しています。ショールームで実物を確認しながら、お好みの仕様を選定していきます。