ウッドロングエコ

住宅の外壁や塀を木材で仕上げることで、外観が落ち着いた雰囲気となり一層格好も良くなる。
さらに街並みも良くなるので、木材仕上げとすることを提案するようにしています。

そこで良く聞かれるのが、木の耐久性やメンテナンスについて。
時間が経てば腐るのではないか。メンテナンスは大変ではないのか。

もちろん自然素材である木は生き物な存在であるので経年変化はしていきます。
ですが、適切な材料、適切な施工を行えば、木自体は何十年と持つもの。
設計手法の工夫でメンテナンスも簡易的にできる。

外部に使用する木材は紫外線や雨雪にさらされて、ほっておいても銀色へと変色していくので、何もしなくても良いという考えもありますが…。
色変わりのムラがみすぼらしくなること、腐朽菌による表面の劣化を防ぐためにも、保護処理が必要だと思います。

そこでオススメしたいのが『ウッドロングエコ』
北欧のきこり達が代々継承してきた天然素材の木の保護剤とのことで、無塗装と比べると塗布した方が2.2倍長持ちするという。

ウッドロングエコ|小川耕太郎∞百合子社 (mitsurouwax.com)

塗布後は2~3日も経てば何年もの歳月が経った様な風合いに。
樹種や気候によって違いはでるが、着色とは違い自然な古色となっていく。

道南杉に実際に塗装するとこんな風合いに。

節とのコントラストが抑えられて穏やかな表情ですね。
新築なのに何年も経ったであろう落ち着いた佇まいとなる。

水で薄めて木材で塗布するだけなので施工性も良く、総合的なコストも安い。
天然素材から作られているから環境への負荷も少ないなど、とても優れた商品であるのです。

塗布しておくことで、メンテナンスも最小限に済むのでランニングコストも抑えられます。

木の経年変化の様子。
右が無塗装、中央がウッドロングエコ使用、左が何十年もの歳月を経て経年変化した完全究極体。
この様に私たちの命の歩幅に合わせて深い味わいとなっていくのは自然素材ならではの魅力で、だからこそ愛着が生まれると思うのです。
自然素材を住宅に取り入れることが、より豊かな暮らしへと繋がると信じています。

ウッドロングエコ塗布後のこれからの変化はまた別の機会に。