木材の価格が下がってきた?

ウッドショックの現状

2021年の春頃から続いていた、コロナを要因としたウッドショック。
アメリカで木材価格がピーク時に平常時の4倍まで値上がりした。
日本でも平常時の1割~2割の値上がりで、住宅業界に大打撃を与え、その影響が今もなお残っている。

今では主に構造材に使用される輸入木材や合板の価格は下降傾向であるが、全般的な建築費の上昇と相まって、日本でも住宅の着工数が伸び悩む厳しい時期が続いてる。

昨年末から木材の国際価格の上昇もピークアウトして、輸入木材と輸入材につられて高騰してきた国産材の高値も、値上がり前までとはいかないものの徐々に価格が下がってきている。
円安であらゆる輸入資材の高騰で全般的な建築費の上昇が続いていますが、大きなウェイトを占める構造材の価格低下がこのまま進み続ければ、住宅の建築を考えているお客様にとってみれば良い傾向と言えます。

今後の家づくり

ですが、まだまだ楽観視できる状況ではないのが現状であります。
ありとあらゆる建築資材が高値傾向にあり、国際的で構造的な問題なので、急には従来のような平和な家づくりを取り戻すには時間はかなり掛かりそうです。
加えて、住宅ローンの金利もこれからどうなるか予想がし難い。

私たち住宅会社も胸を締め付けられる想いであります。
まだまだ短期的には収まらず、この状態が長期化していくものだと覚悟しております。

その中でも、お客様に安心して家づくりをしていただくために私たちには何ができるのか。
広い視野を持ちながら、様々な側面から現状を見直し進んでいくしかありません。