栗沢町で中古住宅をリノベーション②

中古住宅リノベに挑戦するお施主様

栗沢町は美流渡でお施主様自らが古民家を改装し、理想の住宅を創り上げていくプロジェクト。
昨年の11月から本格的に始まった工事をブログで追っていきます。

過去のブログはこちらから↓
栗沢町で中古住宅をリノベーション①

前回のブログでは古くなったサッシを全て、高断熱な樹脂窓+ガラスに交換したという内容でした。
そこから久しぶりに現場を覗いてみると、住宅内部の解体がほとんど完了していました。

内装が解体され、構造が現しとなって改めて感じることは、堅牢な構造の美しさである。
大屋根を支える左右対称な構造組。その荷重を担い、下部へと伝える鉄骨梁。

まだまだ何十年もこの住宅を支えることができるこの美しい構造体に力強さと美しさを感じ、当時この住宅に込めた想いが次の世代に紡がれていく様を見ると感慨深い感情が込み上げてきます。

解体が進み現場が整理されると、次は床の造作と断熱気密の工程に入っていきます。
床下も湿った感じがなく、土台や大引もほとんど傷みがなく、一安心です。

断熱気密工程で大事な「気流止め」や、床断熱の場合は浴室や土間まわりだけは「基礎断熱」にする、というアドバイスをさせていただきました。
当時の断熱気密処理の考え方からは少しやり方が変わっていますが、目に見えなくなるところほど丁寧に正確にという想いは、今も昔も変わっていませんね。

変化した現場を見て一番驚いたことは、この階段。
なんとお施主様のO様が自ら設計して製作したオリジナルの階段なんです。

控えめに言っても、格好良すぎます..。
黒い鉄骨造のささら桁のスマートさと無骨さを兼ね備えた寸法設計、踏み板の受け方もなんとも自然。
実際に上らせていただきましたが、高さ設計も完璧で上りやすい。

これからどんな素晴らしい空間になっていくのか想像するとワクワクしますね!

そして、嬉しいサプライズも。
バレンタインということで、シャトレーゼさんのお菓子をいただきました!
こんなものまで準備していただいており、大変感動しました!
この場を借りて改めて感謝いたします..ありがとうございます!

これからも現場の進捗情報をお伝えしていきたいと思います。